先日、大阪で初となる「くれな音楽体操」を交野市の老人ホーム「デイサービスセンター天の川」で、実施させていただきました。
千葉の浅井病院グループで毎月行っているプログラムとほとんど同じですので、ボクとジュンコ先生はある程度慣れておりますが、ミキヒコさんは、初体験!この話が決まった時から「場に溶け込んで、ちゃんとコミュニケーションできるかな?」と、ドキドキしていたそうです。

さて、当日は、事前打ち合わせなしのぶっつけ本番でしたので、状況が読めないこともあり、今回は3人のスタッフのみで訪問いたしました。土地勘がまったくないエリアでしたが、肥後橋のスタジオを車で出発し、高速を使うと30分ほどで意外と早く着きました。
施設に到着すると、担当の方に「どうぞ、どうぞ、みんな楽しみにされてますよ」と温かく迎えていただきました。控え室や、お茶まで用意していただき、本当にありがとうございます!

会場には、事前にお願いしていた通り、輪になって椅子を並べていただいております。
参加者は、30人前後でしょうか。
職業体験中の中学生の女の子二人もご老人と一緒に座っています。

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はじめに、自己紹介。
「一般社団法人日本ユニバーサルダンス協会のヒデと申します。
今日は皆さんに、社交ダンスから生まれた健康体操を紹介しに参りました!どうぞよろしくお願いします」

パチパチパチ。
社交ダンスをされていた方も数名いらっしゃるということもあってか歓迎ムードです。

続いて、ジュンコ先生を簡単に紹介。
年齢のところで、何人かの職員さんたちから悲鳴が上がりました。
「わたしと、一緒の年やん!!」

そして、約30分のくれな音楽体操を開始!
まずは、一人体操から。
そこから徐々に、二人体操に切り替えていく流れです。
触れ合うと、その人に対する印象がまったく変わります。
見た目ではわからなかった情報が手を通して次々やって来ます。
足腰が弱り、ほとんど歩くことができない方も、
カラダの中はイキイキしているケースが多いのです。

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職員さんたちからは、
「普段とは、まったく違う笑顔をたくさん見れました」
「あの人があんなに元気そうに歩くなんて驚きです」
「是非、毎月来ていただきたいです」

初参加のミキヒコさんは、
「みんなが輪になっているすぐ側で、
ベッドに横たわっている、おじいさんがいて、
大丈夫かな?と気になって見てました」

「しばらくして見たら、
目を閉じたまま手拍子をしていました。
その次見た時は、起き上がって、手を叩き、
最後は、車椅子に座って、みんなと一緒に踊っていました。
すごいことをしているんだと改めて思いましたね」

今回、もっとも驚いたのは、スタッフ3人の体調が一気に回復したことです。
エネルギー循環って、ほんますごいです。
詳しくは、以下の記事をご覧ください。

(第3559話)another point of view vol.6 元気ですかぁ?(17)~ご老人から元気をもらった!?〜 

最後になりましたが、
すばらしい機会を与えていただいた天の川デイサービスセンターの皆様、
ご縁を繋いでいただきましたMさん、そして素敵なお母様に心より感謝を申し上げます。

 

一般社団法人日本ユニバーサルダンス協会
理事 ヒデ