先日、奈良県のとある小学校で、
体育の授業を担当させていただきましたので報告をいたします。

のどかな山あいの村にある小さな学校の前には泳げるほどキレイな川が流れていて、
その向こうに見える山肌には、たまに野生の鹿が現れるそうです。
(尼崎のドブ川で、亀やザリガニをとっていたボクからすると、ほんま羨ましい)

 

会場はログハウスのような木造建て校舎の2Fにある音楽室で、
参加者は、5、6年生の男子8人女子8人に、先生方も4人が加わってくれました。

 

前半(3時間目10:40〜11:25)は、
「カラダの仕組みを勉強しながら、姿勢と歩行のイメージを変える」をテーマに、
いつもの「音楽体操」と同じように腕ブーランからはじめました。

 

続いて、全員で手を繋ぎ、ツーステップの練習。
輪になることで一体感が生まれ、緊張していた子もだんだんと表情がやわらいでいきました。
(ボクとジュンコ先生の間に挟まれている子を見て、みんな爆笑していました)

 

「では、これを男女二人組になってやってみましょう!」
恥ずかしさからか、あちこちからギャーギャーと悲鳴が聞こえてきましたが、
サンバからチャチャチャ、そして最近のヒット曲などでノリノリに。

 

「腕はどこから?」「脚はどこから?」「良い姿勢ってどんなん?」
というカラダの仕組みの話も興味深く聞いてくれました。
(体育の先生になりたいと憧れていた時期もあったので、感慨深かったです)

 

後半(4時間目11:30〜12:15)は、ジルバとワルツを体験してもらいました。
ジルバのステップ確認では、みんなで「スロースロー クイッククイック」の大合唱。
ワルツを踊り終わって「フォー!!」と叫ぶ子がいたり、大盛り上がりでおひらき。

 

終了後はきちんと整列しなおし、閉会式です。
担任の先生から「代表でお礼の言葉を伝えたい人」と声がかかると、たくさん手があがりました。
(代表の子の挨拶では、思わず目頭が熱くなってしまいました)

 

そして、記念撮影の後は、待ちに待った給食。
懐かしい「揚げパン」野菜たっぷり「ポトフ」あっさり「かぼちゃのサラダ」
「めっちゃ美味しいやん!」
(35年ぶりでも牛乳は相変わらず苦手でしたが)

 

後日、子どもたち全員から手紙をいただきました。
こちらが何気なく発した言葉さえもしっかり覚えてくれていて、驚きました。
(ありがとう、宝物にします)

 

最後になりましたが、このような素晴らしい機会を与えてくださった森先生、校長先生、
心より感謝を申し上げます。

 

一般社団法人日本ユニバーサルダンス協会
理事 秋武秀典