3月24日、新大久保のシニア会で開催されました「音楽体操」に参加させていただきました。
この度は3月10日に続いて2回目の開催です。
会場に到着すると参加される方々が既にお待ちくださり、その数も開催が近づくにつれどんどん増えていきます。皆様ニコニコと良い笑顔!これから行われる音楽体操を十分に理解し、楽しみにされているようです。

会場が満席となり、ヒデ先生の明るい掛け声のもと「一人体操」開始。
「関節を緩めましょう」「胸周辺をほぐしましょう」「活力を高めますよ!」という先生の声に先導されながら腕を振り、手を叩いたり、小さくジョギングをします。ぶつからないかしら、足元は大丈夫?疲れてしまわないかなぁと心配しましたが、そんな心配全く無用です。誰もが自然に音楽に乗って自由にカラダを揺らします。それはそれはとっても上手、会場の活気もどんどん上がります。
「胸郭の関節は何個でしたっけ?」というヒデ先生の問いかけにも、会場の随所から「136個!」という声があがり、吸収力と積極性にはヒデ先生もビックリしています。

「一人体操」を満喫し、いよいよ「二人体操」へ。
カラダの緩めほぐすを十分に楽しんでカラダもココロも開放されたら今度は二人組みになります。
音楽に合わせて揺れながらヒデ先生は、「自分を感じている」時と「相手に合わせようとしている」時の違いをお話しました。
え~っ!これは難しいチャレンジなんじゃない??と思いきや「んんっ??相手に合わせようとすると硬くなるね!」という声が聞こえます。凄い!十分に緩んで解放されていないと分からない繊細な感覚を既に捉えていらっしゃるなんて・・・ヒデ先生のコメントにうなずきながら思い思いの感覚で二人の時間を楽しみ、笑顔いっぱい、おしゃべりも弾みます。

小休止で水分補給をした後は、いよいよ「ツーステップ」ダンスです。
ダンスにももう手馴れたご様子、迷うことなく手と手をつなぎます。
「もっと緩んで柔らかくなりたいわ~」とウットリとする女性、「そうか!無心に踊れば良いのだな」と真剣なご様子の男性。誰もが音楽と自分を溶け合わせながら気づけばどの曲でも一緒に歌いながら踊っています。
今回「ツーステップ」の後半には「手もみ」の時間設けられていました。手のひら、指を力強くグイグイグニャグニャと揉みほぐし、柔らかく活力の高い良い状態の手を目指すのですが、無心に互いの手を揉む姿はとっても仲良く若々しくて素敵。良い手を作って踊ると、より一層ココロもカラダも軽くなります。
「こんなことを教えているなんて、良いですね。こんなことを教えて頂いて嫌な人は誰もいませんよ。ありがたいことです、また来てください」と踊りながら言ってくださった男性のご様子、幸せそうで本当に嬉しかったです。

シニア会会長さんが「シニア会の中でも、一番人気のプログラムなんですよ。前回は26人でしたが、今回は前回より多いなぁ、もうちょっと何人来たのか分かりません・・・」と嬉しそうに言ってくださいました。

終始無邪気パワーに驚かされ、癒された1時間でした。
カラダを通してココロに触れる一瞬一瞬、とても繊細で愛おしい時間を過ごさせて頂きました。
終わった後もずっとカラダの奥がホッコリ温かく、皆様から頂いた色とりどりの幸せな音が溢れるようです。
シニア会の皆様、お会い出来て本当に良かったです。参加させて頂けたことに心から感謝しています。

 

一般社団法人日本ユニバーサルダンス協会
蛭田絵里